解説マニュアル

金沢の芸術文化施設

北國新聞赤羽ホールは、北國新聞の創刊115周年を記念し、2008年8月5日に開館した施設です。北國新聞社が地域の芸術文化支援活動の拠点として、旧制作センター・香林坊別館の跡地に建設しました。北國新聞の創刊者の赤羽萬次郎氏(1861~98年)にちなみ、赤羽ホールと名付けました。鉄筋コンクリート造りの地下1階、地上4階建てで、延べ床面積は約6500平方㍍となっています。一般財団法人・北國芸術振興財団が運営しています。

多彩な催しに対応

施設は、コンサートや演劇、映画など多彩な催しができる「赤羽ホール」をはじめ、講演会や展示会向けの「交流ホール」、北國新聞の歩みや石川の歴史を伝える「読者プラザ」を備えています。メーンの赤羽ホールは、2、3階が吹き抜けの構造となっており、504人の収容が可能です。舞台は、理想的なコンサートホールとして知られるシューボックス型と、演劇や舞台に適したプロセニアム型への変更が可能となっています。シューボックス型を備える民間ホールは日本海側では数少なく、迫力のある音響をお楽しみいただけます。お客様に集中してもらうため、会場には時計を設けておりません。

2010年に
「BCS賞」

ガラスを多用した丸みのある外観は、開放的なたたずまいとなっています。夜の公演時には、ガラスの継ぎ目内側に設けられた間接照明により、ホールが幻想的に彩られます。エントランス・ホワイエなどの内装は、壁面を漆黒に塗装し、天井をステンレスの鏡面仕上げとしています。床には、サクラ材のフローリングを採用し、重厚な雰囲気をつくり出しています。2010年には、国内の優れた建築物に贈られる日本建設業連合会「BCS賞」に選ばれました。

淺石氏が設計

赤羽ホールの設計は、当時、日本設計(東京)のプリンシパルデザイナーを務めていた淺石優氏が担当しました。淺石氏は、福島の水族館「アクアマリンふくしま」、東京の「新宿御苑大温室」などガラスを多用した建築物を数多く手がけ、1989年には、建築家に与えられる最高峰の賞とされる日本建築学会賞(東京都多摩動物公園 昆虫生態館)を受けています。

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北國新聞 赤羽ホール
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